Praharī

Poster-bike

 

Praharīとは、警察の事。
国が変われば警察の仕事も変わるもの。
少し前の事だが、バイクで交差点に停止していた時、(もちろん、信号などないので警察の人が手信号で、車の流れをコントロールしている)手信号をしていた警察官が、私を手招きで呼んでいるのに気付いた。
何かの違反で呼ばれたのか、または、いつもの意味も無く人懐っこいネパール人の特有の気質の為に、外国人の私に話しかけたいのか、意図がわからず緊張した。
警察官「お前は今から、何処に行くのか。」
私「この道をまっすぐ行くけど。」
警察「バクタプル※に行くか。」※Kathmanduからバイクで20分ほど離れたところにある町
私「なんで、そんな事を聞くのかなぁ?」
警察「あの子をバクタプルまでバイクに乗せて連れて行って欲しい。」
そして、交差点の端に立っている女の子を指差した。その子は、如何にも、昨日田舎から出てきましたというような素朴な子で、大量の荷物を足元に置いていた。
どうやら、困ったその子を助けるために、一人でバイクに乗っている人に声をかけて頼んであげているようだ。
生憎、その街までは、バイクで行かないので丁重にお断りしたのだが、市民の困っている時に、助けてあげようとするネパールの警察の守備範囲の広さに、びっくりした。
でも、よく見てみると近くに白バイのお兄さんもいたのだが、、、
面倒くさがり屋でお節介なネパール人の気質がよく現れた経験だった。