しろ 近所で、みんなに可愛がられていたセティ(しろ)が死んだ。 臆病なので、みんなに「おくびょう」とも呼ばれていたけれど、なかなか性格の良い犬だった。 我が家は、狭い路地に囲まれているので、夜は人通りが無く、暗くなると不気味だが、足音を聞きつけてどこかから、走り寄って来て、家まで一緒に帰ったのが懐かしい。 12歳ぐらいだったようだ。 我が家の周りの人たちにも、愛された犬だった。