高菜とGundruk

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※乾燥しているGundruk

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※水で戻して油炒めに

ネパールでの食事は、ほぼ自炊。外の安いお店に行けば、Rs.300(300円)くらいでお腹いっぱいに食べれるのだけれど、身体の事を考えて自炊するように心がけている。家の家計簿を見てみると、外食は1ヶ月に1、2回ぐらい。お客さんが日本から来ている時は、もっと多いけれど、外食が続くと体調が悪くなってしまう。

家で作る食事は7割は日本食で、残りの3割はネパール料理。しかしやはり、こちらに住んでいると、わざわざ古い日本食材で日本料理を作るよりも、新鮮で安い現地の食材を利用して工夫して料理するようになった。

一手間加えると、日本で食べ慣れた味に近い料理も作る事が出来る。例えば、Gundrukという、干し野菜を水で戻して、ニンニクと一緒に油で炒めて、塩と醤油で味付けすると、高菜の漬け物の油炒めに近い風味と食感になる事を発見した。時々食べると、懐かしい故郷を思い出す。

ただ、知らず知らずのうちに味覚がおかしくなって、高菜の味に近いと思い込んでいるだけかもしれない。人間は環境に適応するので、味覚なんて当てにならないが、日本に帰った時、高菜の味がおかしく感じるのではないかと、今から不安を感じる。