Outdoor用品

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タメルには、outdoorのいろいろなメーカーの商品が売られている。TheNorthFace、mountain hardwear、Patagoniaなど有名メーカーのロゴが付いたダウンジャケット、フリース、レインウエアなど、どこにでも売られている。見た事のないのは、montbellぐらい。

タメルで売られている商品の殆どはいわゆるパチもので、本物はタメルの入り口の正規代理店で売られているぐらい。

大抵の店に入って、これは偽物だろ?と聞くと、『本物売ってる訳無いじゃん。』みたいな軽い感じで応対してくれる。悪びれるそぶりは全くない。時々、本当に本物を売っていると勘違いしている店員もいるけど。

大抵は、うちは偽物のお店だ。みたいなこだわりすら感じる。

それどころか、何度もNorth Faceないの?とか聞くと、『そんなにNorth Faceが好きなのか?すぐに作ってやるぞ。いくつほしいのか?』なんて言われる事もしばしば。日本では考えられないコメント。

マリメッコの盗作騒動なんてこの国では当たり前の事でニュースにすらならない。

しかし最近、偽物にもいろいろな質があるという事に気づいた。

ただのナイロンにゴアテックスのタグを付けている商品もあれば、本物のクオリティーに近いのではないかと思うほどの偽物もある。縫い目にもシーリングテープなどを貼っていたりするなかなかの物もある。偽物なのに高い。

こんなに上等なら、自分の店のロゴを作って売ればいいのにと思っていたら

Everest hardwearなるブランドを見つけた。

チャックにも頭文字のEHWと書かれていて、ちょっとしたプライドを感じる。クオリティーも良い。

Everestの文字が書いてあるところにネパールらしさを感じるし、made in nepalのタグも。

始まりはきっとMOUNTAIN  HARDWEARの真似から始まったのだろうが盗作からの自立を感じるブランドでちょっと微笑ましい。

しかし、これぐらい偽物が多いと、ブランドのロゴだけに踊らされず、作りが本当にいいものかどうかをしっかりと観察するようになった。

やはり何事も、良く観察しないといけないなぁ。とつくづく思う。